- 速読できるようになると
速読とは、その名の通り「速く読める」ようになること。
仕事でもプライベートでも、文字を読む作業はたくさんありますが、
それが速く読めるようになれば、時間も短縮されるし、仕事効率もアップします。
私の場合は、過去に公務員として働いていた時に
毎日大量の文献を読む仕事でしたので、特に速読術をトレーニングすることなく
体が慣れていったというか、自然と速く読めるようになってきました。
今でも普通よりは速く読める方なので、
本屋さんに行って、興味ありそうな本は、
薄いものであればその場でざっと立ち読みして
内容をほぼ理解できちゃいます。(←本屋さん、すみません(^^;)
ただ、私の独学の速読は、速いだけで流し読みなのです。
全部の文章をしっかり読んで理解してるか、というと、答えはNOで
ざっと読んで、言いたい事と内容が理解できる、というもの。
本来の「速読」は、全ての文字を速く読んで、内容もしっかりと理解することで
流し読みとはまた別のものになります。
- 速読トレーニングとは
では、本物の速読が出来るようになるには、
どのようなトレーニングが必要なのでしょうか?
(1)読視野を広げる
読視野とは、文字を捉える時に「一度に捉えることの出来る範囲」のことです。
日本人の平均は3~4文字と言われていますが、
トレーニングすることで、5~6文字、7~8文字と範囲を広げていきます。
いわば、読み方のフォームを改善する感覚です。
実際に文字を見る時に、視野を広くするように意識するだけでも
効果が出てきますが、ゲーム感覚で鍛えることも出来ます。
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視野拡大トレーニングを繰り返すことで、読視野を広げる練習になります。
(2)目の動きをスムーズにする
読視野を広げたら、次は目の動きです。
読視野で複数文字を捉えると、目はいったん、動きを止めます。
この視線が止まっている「視点停留時間」は、日本人の平均では0.25秒で、
そこから次の固まりに移動する動きを「視点飛躍」と呼び、
移動には平均0.02秒かかるそうです。
つまり、
・読視野を広げ
・視点停留時間を短縮して
・視点飛躍にかかる時間も短縮
すれば、速読することが出来ます。
目の動きをスムーズにするには、目の筋トレが必要になります。
眼筋ストレッチ運動は、
①両手にペンを持ち、腕を肩の高さまで上げたら、正面を向いたまま、視野に入るギリギリの位置まで腕を広げる。
②そのまま顔は動かさず、目の動きだけで、左右のペンを交互にじっくりと見る。
③さらに同様のトレーニングを左右だけでなく、上下、遠近についてもおこなう。
- 脳内視力、知ってますか?
速読とは少し離れますが、「脳内視力」という言葉を聞いたことありますか?
人は、右眼と左眼で見たものがそれぞれ別々に脳に届き、
それが脳で一つの映像になるように処理されます。
速読の「読視野」で捉える範囲が、左眼と右眼で違っている人が
実は3人に1人いると言われていて、そのズレを脳で補正しています。
補正すれば、きちんと両目で見たものは映像として捉えることが出来ますが、
脳はこの調整をすることで神経を使って疲れてきます。
眼の疲れ、頭痛、ひどい肩こりなどの症状がある人は、
この「脳内視力」に問題がある可能性があります。
普通の視力検査では、この左右の眼のズレを測定してくれないので
メガネを作る時には片目ずつの視力調整のみにしか対応できませんが、
左右のズレも実はメガネで調整することが出来るので、
眼の疲れが激しい人は、一度脳内視力について検査して
調整してみることをオススメします。
- 脳も活性化、速読のメリット
速読が出来るようになるとどのようなメリットがあるでしょうか。
(1)時間短縮、仕事の効率アップ
まず単純に、読書する時間が短縮できますので、
仕事であれば、同じ時間で今まで以上の量をこなすことが出来て
効率アップしますし、インプットできる情報量もアップできます。
(2)脳も鍛えられる
速読は脳を鍛えるトレーニング、脳トレとしても推奨されています。
先ほどあげた速読のトレーニングは、脳トレで使われているものと同じです。
日本速脳速読協会が実施したアンケートでは、
速読によって記憶力、集中力、思考力のアップを実感した人が多いそうですし、
また、学習塾の調べでは、読書速度が速い生徒の方が偏差値が高く、
志望校への合格率も高いそうです。
(3)視野が広がることで注意力もアップする
速読のトレーニングをしていくと、視野が広がっていくことで
今まで気付かなかったこと、目に入ってなかったことも見えるようになり
日常生活における注意力もアップさせることが出来ます。
実際に、運転しているときに視野が広がっていたことで
事故を回避できたという方もいるそうです。
速読をマスターすることで、メリットは他にもたくさんありますが、
「意識する」ということが最も大切だということです。
速読のトレーニングも、今より成長したいという意識がなければ
調べることもない、知ることもない、挑戦してみることもないので、
昨日の自分より、今日の自分が1mmでも成長できるように
毎日意識していきたいですね♪